【2003/11/20 発売】
世界中のファンが崇拝し、もはや神格化された存在となったジョン・レノン。1980年に銃弾に倒れたことで、彼の偉業は伝説となり、その比類なき音楽は今も世界の人々の心を震わせ続けている。そんなジョンの知られざる真実の姿を赤裸々に描いたこの本は、大きな衝撃をともなって登場した。あまりに人間臭く、激しくももろい精神や常軌を逸した異常な行動の数々が、生々しく浮かび上がるのだ。
著者は、ジョンやポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスンなどの伝記の数々を著し、ビートルズ関連の権威といわれる人物。彼らのインタビュー記事を多く手がけたうえ、ジョンの妹・ジュリア・ベアードとの共著もある。また文筆業に加え、レコード・プロデューサーや大学講師としても活躍している。彼はこの本の取材のために16年もの年月を費やし、ジョンという複雑な人間の内面にジリジリと肉迫していったのである。
本書の圧巻は、ジョンという天才がいかに傷つきやすく、破天荒であったのか、その奇行の数々を詳細に追っている点である。少年時代からの奔放な性生活(同性愛も含まれている)、音楽仲間との確執、薬物漬けの生活、ヨーコとの葛藤。そのいずれもが、彼の複雑な精神世界を物語っている。そして迎えるあの衝撃的な死。ジョンが生んだ数々の珠玉の楽曲の裏側に、こんな数奇な人生があったことを、読者はまた特別の感慨をもって知ることになるだろう。<AMAZON.CO.JP™>